人はいくつになっても、関係性の中で成長していく

よく聞く言葉で、「もう年だから」「この年になって」というのがあります。
インチャの癒しの勉強も、「もう年だから無理でしょう」とか、「この年になっていまさらね」という方がいます。
しかも、人生100歳のこのご時世で、50代の方から聞く言葉です。
子育てが終わって、50代で人生が終了する時代ではありません。
子育てや、仕事が定年で終わっても、そこからの人生が長いのです。

しかも身体が衰えてきて、自由に歩いたり動いたり、話せなくなったとしても、内面的な成長をし、成熟させていくことが可能なのです。
それが人間と、他の動物との、大きな違いではないでしょうか?

経済活動や、生殖活動ができなくなったら、人として終わり…ではないのです。
特に女性は、閉経後の心身の変化が、その後の人生を大きく変えていける可能性があるのです。

人間は、上昇する成長と、下降する成長がある…というのが、大きな特徴です。
それが、豊な文化が生まれ、そして、次世代へを継承していくことを可能にしています。

そして、さらに大きな特徴は「人間」ということばが示すとおり、人と人、人と周りの環境との関係性の中で、成長していく生物でもあります。
厳しい環境が、より文化を発展させたり、より良いものや、仕組みを創りだします。
子供や後輩を育成することで、さらに成長をします。
子育てをすることによって、親が今までの在り方を変えなくてはやっていけなくなる…ということにより、飛躍的に成長できるでしょう。

しかし、最近の風潮をみていると、親がより良いものを与えていくことが良い子育てという感じが感じられます。
上から一方的に与え続けていると、一体その子はどうなるでしょうか?
たとえ最高のものであったとしても。

勉強会で、子供の成長について知っていくと、自分の子育てと照らし合わせて、とても落ち込む方がいらっしゃいます。
でもそれは、一緒に育っていく…という考えではないと思います。
「良いものを与えなきゃ」と頑張ってきて…「間違ったものを与えてしまった」と。

人は関係性の中で成長していく…。
だから、間違っていたとしても、いいんです。
まずは、知る…、そして自分の満たされていないところを知る…
それを満たしていく…
そうして初めて、子供や、後輩や、周りの家族、友人に与えていけるのではないでしょうか?

自分が幸せになれば、自然と家族が幸せになっていきます。
不幸も幸せも、伝染するからです。
でも、自分のことはさておいて、子供や夫を先に与えようとするお母さんは、多いですね。
まずは、自分なんです。そこをいつも思い出して欲しいと思います。

 
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アルコール依存症とアダルトチルドレン

最近のいろんなニュースをみていると、以前書いた「モラルライジング」に関係しているな…と思われるものが多いです。

過去ブログ『モラルライジング』

その人のなかで、「こうあるべき」という考えが強かったり、物事の善し悪しを重んじるとか、責任感が強すぎると、このモラルライジングがはたらきやすくなります。モラルライジングは、気を付けようと思ってもどうにもならないくらい強い力をもっているようです。
問題は、「こうあるべき」という考えが強かったり、物事の善し悪しを重んじるとか、責任感が強すぎる人よいうのは、世間では『良い人』とみなされますので、良いことである…と認識いしている方も多いでしょう。
しかし、いい人というのは、アダルト・チルドレンと関係していることが多いのです。

アダルトチルドレンはとても生きにくさを感じているので、普通の人以上にストレスを感じやすく、ため込みやすく、しかもうまく人に相談することもできず、一人で悩みを抱えてしまうことが多いです。
そのストレスの発散のため過食になったり、買い物依存になったりと依存症になるケースも多いのです。
そしてアルコール依存症もその一つです。

最近のニュースで一番話題になっているのは、現役アイドルグループのメンバーの「無理矢理キスをした」事件ではないでしょうか。いろんな意見のある中で、私は、これだけの影響力がある人のこの事件は、『アルコール依存症』ということを世間に知ってもらうことにもなったのは大きな功績ではないかと考えています。
アルコール依存症の本人には、自覚がありません。(他の依存症もそうです。過食に気が付かない人は多いです。)
しかし、周りの方やご家族の方は相当悩んでいる場合が多いのです。
微塵も自覚していなかった方が、「もしかして自分もそうなのか?」とちょっとでも思うことがとても重要だと思っています。

飲酒の習慣のある方は、大手飲料メーカーのKIRINやアサヒビールの公式サイトにも掲載されている「スクリーニングテスト」でチェックしてみましょう。

飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)|お酒とうまく付き合う|CSV活動|キリン

アルコール症スクリーニングテスト AUDIT|人とお酒のイイ関係|アサヒビール

点数ごとの判定内容は以下の通り。
・20点以上:アルコール依存症が疑われる。
・10点〜19点:アルコール依存症予備軍。危険な飲酒、いわゆる「問題飲酒」をしていると認識されるライン。
・9点以下:危険の少ない、リスクの低い飲酒群。
・0点:非飲酒群。

ここに、、「こうあるべき」という考えが強かったり、物事の善し悪しを重んじるとか、責任感が強すぎる性格が加わると、モラルライジングが働き、「ちょっとくらいいいだろう」と、アルコールを完全に断つことや、「今日くらいはいいだろう」と節制することが難しくなります。
先ほども書いたように、このような性格の方は「アダルトチルドレン」である可能性が高く、「機能不全家族」の一員である可能性が高いのです。
自分の生まれ育った家庭が機能不全家族であるということを、ちゃんと自覚できる方はとても少ないです。
そうして、負の連鎖ともいえる、不幸な習慣が繰り返されていくのです。

私がスクリーニングテストをやってみたら、14点でした。
私自身、機能不全家族の中で育っているアダルトチルドレンですので、修行という厳しい世界に身を置いていなかったら、今頃は、依存症になる前に、肝機能障害でとてもまともな生活は送っていなかったと思います。
実際昔の私は、仕事依存症もありましたので、仕事のストレスと付き合いとが重なり、お酒の量は半端なかったです。
闘病ができていたらいいですが、自暴自棄になり、ろくに治療もしなかった可能性もあります。
血を吐いてもお酒を飲んでいたかもしれません。
「どうせ私なんてどうでもいい」
そのくらい、以前の私は気持ちがすさんでいました。
今でも、油断すると、ひょっこり顔を出すことがあります。

アルコール依存症は、以前は治らない部類の病気でした。
お酒を飲むことを我慢できないのは、その人の意思が弱いからでも、甘いからでもありません。
様々な試行錯誤の結果、治療の中に「信仰心」というものが入ってきて、治ることが可能になってきたという歴史があるようです。
欧米から発信されたことなので、ベースはキリスト教になりますが、今は、どの宗教でも対応できるような形になっているのかな…と感じています。(その辺の歴史はあまり詳しくないので、多少違っているかもしれません)

アダルトチルドレンは、両親に育んでもらえなかった幼い自分を、自分で癒していき、育てて大人にしていくことで、乗り越えていけるのだと思います。
例えば、小学生の頃、なかなかできなかったことが、高校生くらいになると、たやすくできた…という体験は誰でもあると思います。
子供のままで生きていくのは、とてもしんどいことです。
内面の子供っぽさを育み大人にしていくことで、生きることが少しずつ楽になっていけると思います。
子供を大人にするのは、とても手間がかかるし、骨の折れる作業です。
それは、リアルでも、内面であっても、なんら変わりがありません。

次回は、もう少しアダルトチルドレンについて書いてみたいと思います。

子育て失敗?今まで無駄な頑張りをしてきた?

どんな親でも、子供に対してなにかしらの理想を持っているのが普通でしょう。
こういう大人になって欲しい。
こんな気持ちで、生きて欲しい。

しかし、そんな理想や、普通にあると思っていたことが崩れたとき、「子育てを失敗した」と思うものではないでしょうか?

不登校、引きこもり、万引き、援助交際、盗撮、いじめ、お受験の失敗…

お子さんのいろんな問題で、お見えになる方はおおいです。
大体、小学校高学年から、中学生くらいでいろんな問題がでてきます。
いろんな話をお聞きしていると、実は、小学2~3年生くらいから、予兆が現れてきます。
お母さんと子供のプラーナが完全に切れてくるあたりです。

それまでは、お母さんとプラーナが一体化していたので、いわなくてもわかるとか、同じ考え方の中にいたのですが、10歳くらいになるとお母さんとは違う、その子らしさが出てきます。もちろん個人差はあります。
今までは、お母さんの価値観とほぼ変わらない感じだったので、言わなくてもなんとなくわかる、通じるとか、お母さんの想定内でのことしか起こらなかったり…。
それが、なんかいろいろ食い違ってくるのです。
本人はいたっていつもと変りなくやっているつもりなのに、お母さんに「ダメ」と言われることが多くなったり、怒られたりすることが多くなります。だからとても戸惑います。
お母さんからしたら、なんか最近言うことを聞かない…、逆らう…と感じているのですが、本人はそんな気はさらさらないでしょう。
プラーナが切れ、1人の人間としてその子らしい個性的な感じ方や考え方がでてきているだけです。

だいたいのお母さんは、自分がいいと思うことを良しとし、それ以外は、ダメとします。
だから、想定しないことを言い出したり、やったりするようになるので、「これはまずい」と矯正しようとします。
子供としたら、とても窮屈です。
そして、中学生のころに我慢が爆発し、なにかがプチンと切れる…という流れが多いように思います。

なにか問題が起きると、『私の子育ては失敗した!」と思うのではないでしょうか?
なにがいけなかったんだろう?
なにをすればよかったんだろう?
ああしたらよかったのか?こうしたらよかったのか?
自問自答を繰り返す、夫を責める、子供を責める、学校を責める…
そして、「子供にはこういうのがいいのですよ」と聞くと、
「私は、子供にいいものを与えようとしていたのに、間違っていた。今まで私はなにをやっていたんだろう」
「わたしはむだなことをしていたのだろうか?」
と、自分を責めたり、また今までの子育てを否定されているような気がして、責められているように感じたりします。

では、そういうお母さんは、子育てが下手なのでしょうか?
よくよく見ているとそうでもない方が多いのです。
むしろ、上手く褒めてやる気を出させて、その子の力をうまくだすような、面倒を見るのがうまいタイプの人も多いのです。
ではなぜ?

私は、子育ての失敗ではなく、子離れの失敗ではないかと思うのです。
面倒見のいいタイプのお母さんは、子供が自立に向けて準備を始めるときも、子離れがうまくできずに、過干渉になっている場合が多いことに気が付きました。
まるで、幼稚園生のように、心配し、面倒をみるのです。
そして必要以上に、子供の行動や服装や、言葉遣いに、口出しをするのです。

子供が小さい頃は、ちゃんと子育てが出来ていたのだけど、子供が大きくなるスピードに、親が対応できない…という感じです。
子供がある程度小さいうちは、いい状態を与えることは大切だと思います。
しかし、小学生になるころからは、親が「いいと思って与える」という考え方をしている以上、それはもう、『機能不全家族』の初期症状なのだと思います。
違う人間である以上、価値観の押し付けになってしまうからです。
それがどんなに正しいことであってもです。
なかなか難しいですね。

結婚も、子育ても、自分とは違う環境で育った人間が一緒に暮らしていく以上、違う価値観のぶつかり合いになると思います。
そこで、力ずくで押し付け、「亭主関白」「かかあ天下」になるのもあると思いますが、お互いの違う価値観から学び合い、自分の可能性を広げていく…という生き方もできるのだ思います。
親が子に習う…という姿勢も大切なのではないでしょうか?
それには、ある程度の距離がお互いに必要なのだと思います。
一人になる時間がなければ、学び合うことはできないと思います。



厳しい躾けは、本当の優しさがわからない人になるかもしれない

今日は、勉強会の火曜日クラスでした。
たった1つの受精卵が人になっていく姿は、とても感動的です。
そして生物としてのヒトが人間に成長していく姿もまた、感動的です。

成長は、一足飛びに行われることは絶対なくて、1つ1つの積み重ねの結果、いろんなことができるようになっていきます。
1歳くらいで、立って歩けるようになるためには、まだ胎児の頃からのたくさんの運動や練習の積み重ねがあって可能になります。
1つ抜かしはできません。

でも、私たちの親の世代では、まだそうしたことも研究されていなかったでしょう。
小さい時から、厳しく躾けなければ、良い大人になれない…と、本気で信じていたと思います。
わたしが子供の頃は、親が躾のために叩くことや、学校の先生がちゃんとしない子を、叩いたり、罰を与えるのは、むしろいいこととされていました。

その結果起きた弊害は、たくさんあります。
その一つに、人から優しくされることに飢えてしまう…というのがあります。
なので、少しでも優しくされる感じがあると、「その人は優しい人」と思い込んでしまうのです。
例えば
・大きな声をださない
・ソフトで柔らかい声質
・ゆっくり穏やかに話す
・私の話をいつも黙って聞いてくれる
・大丈夫?と気にかけてくれる
などなど

でもそれらは、例えば、なにか売り込みたいときや、お店の常連さんだったり、なにか利害が関わっているときは、そういう手法を使うのではないでしょうか?
あと、タイプの人だから、なんとか気に入られたいと思っているときとか…。

優しく接してくれるのと、その人が優しい人かは、客観的に考えると全く違うことだと気が付くのですが、優しさに飢えている状態だと、冷静な判断ができません。
そしてまんまと騙されてしまうとか、高額なお金をつぎ込んでしまうとか、…借金してまで。
また、こんなに優しい人はあったことがないと、結婚したり…。
結婚してみて、なんだか様子が変わってしまう…なんてことは結構多いです。

本当の優しさに触れたことがないと、優しく接してくれる人と、優しい人の区別がつきません。
また優しさに飢えた状態だと、冷静な判断ができません。

しかし、甘やかして育てるのも違うと思うのです。
その塩加減というか…その子の成長に合わせていくことが大切なのだ…と思います。


  

親の背中を見て、子供は育つ

子供が幼稚園に行きだすと、「一体どこで覚えたんだ!」というような言葉を話すようになります。
小さい子供の吸収力は、本当にすごいです。
いいことも、悪いことも、まわりからどんどん吸収し、自分のものとしていきます。

また子供の観察力はすごいものがあります。
親がいくら言葉で、躾けようとしても、いつの間にか親の背中をみて、いろいろと身に付けていきます。
小さい子供のおままごとを見ていると、その家の状況がわかってしまうので、端で見ていると楽しいです。
しかし、親としては冷や冷やするかもしれませんね。

子供のコミュニケーションは、両親の会話や、親とご近所との会話をお手本にしています。

私が小さい頃、よく、「言い訳するな」「屁理屈をいうな」と言われていました。
自分では、思ったことを表現しているだけなので、言い訳とも、屁理屈とも思っていません。

大人になった今、ふと思い当たることがあります。
私の両親は、誤らないのです。祖父母もそうです。
父と母、祖父と祖母、…よくケンカをしていましたが、自分の非を認めることは無く、お互いの主張をまくしたてるのです。
どちらも引けを取りません。

また、父や母が、私に対して、なにか勘違いをしたりしたときに、
「ごめん、勘違いしてた」
とは、けしていいません。
「私だって、忙しいから、そういうこともあるよ」的に、一方的に自分の都合を言って、「わかれ」とばかりにいろいろ状況を言うのです。そして、絶対に「ごめんなさい」とは言いません。
しかし、私が親から「どうしてそういうことしたの」と聞かれたときに、同じように、状況を説明すると、「言い訳」とか「屁理屈」になってしまうのですね。

結局激しく怒られて、母の屁理屈に負け、悔しい思いをしてよく泣いていました。
おかげで、とても弁の立つ大人になりました。

私が、人とのコミュニケーションの中で「ごめん」と言えていないぞ、と気が付いたのは、割と最近のことです。
「そういうときには、誤るものだ」というツールが無いので、気が付かないでいたのです。
だから、たぶん、子供が小さい時も、私は子供に対して、あやまっていないと思います。
「これこれこうだったんだ」という状況を説明し、子供の方が気持ちをおさめていたのだと思います。
申し訳ないことをしました。

そのことに気が付いたのは、周りの人の会話を落ち着いて聞けるようになったからだと思います。
インチャが優勢の時は、周りの人に対して、どう振舞ったらいいのか、なにをしたらいいのか、…などばかりが気にかかっていたのだと思います。自分がどう見えるかとか、悪い印象を与えていないか、とか。
でも、そういった気持ちが減ってきたら、周りの人たちが、どのように会話をしているかを聞けるようになり、自分の会話の癖に少しは、気が付けるようになったのだと思います。

また、いろいろ学び、子供は親の鏡であるということを知ったこともあります。
子供のコミュニケーションの仕方を観察していると、あぁ、自分はこういう風に人と接しているのか…というのが、ちょっと見えてきます。

よく「親に向かって、なんて口をきくのだ!」と怒っている親を見かけますが、たぶん親が子供に対して言っているだと感じます。
子供は、親が言ったことではなく、親のやっていることを見て、学びます。
小さい頃、子供を躾けたように、子供は親を介護します。
「子供は言ってもきかない、だから叩いて躾けるのがいいのだ」、と考えて育てている方もいるでしょう。
でも、そのしつけ方は、自分が年をとって、家族の介護が必要になったときに、その結果がかえってくるのだと思います。


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プロフィール

くるりん 村上

Author:くるりん 村上
日本人が元々もっている内照するような感覚を日常に取り入れてみると、自分を客観視することができ、自分の考え方の癖に気がつき、見えてこなかった真実に気がついてきます。私たちのほとんどは、自分の人生を自分の足で歩いていないのです。世間体とか周りの人たちとか、みんな…という誰かの価値観の中で生きています。でも本来私たちは愛の存在であり、愛に包まれています。だから、私たちはもっと自由に自分らしく生きても、いいのです。
くるりんでいうところのインナーチャイルドとは?
ホームページはこちら。
http://kururin.wix.com/p-kururin

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