我慢する力、耐える力、忍耐力

なにかやりたいことがあってやり遂げようと思うときに、必要なことの一つに忍耐力があると思います。
良い結果が出なくてもやり続ける力、苦手な作業をやり続ける力、モチベーションを維持する力…。
根気のいる作業をやり続けていく力がないと、なにか好きなことや興味のあることがあっても、それを最後まで形にすることが難しいです。

どんなに好きなことであっても、嫌いな作業や苦手な作業が必ずついてまわります。
料理が好きでも大量の洗い物があるし、おしゃれやファッションに興味があっても、洗濯したり片付けたりという作業があるし、好きなことを仕事にする場合は特に、やり続けるためには嫌な人や苦手な人ともうまくやらなければいけない、人を育てていかなくてはいけなかったり、苦手な業務もやらなければならなかったり…

それをいちいちストレスに感じていたら、好きなことも嫌いになっていきます。
いつの間にかやめてしまっていたり、つまらないと感じるようになってしまったり…。
嫌なこと、苦手なこと、苦しいことにストレスを感じることなく、サクッとできたとしたらどうでしょう。
自分のもつ可能性を十分に引き出し、思ったことを形にすることができ、しかもそれを維持できて、いつまでも楽しい…
夢のような生き方ですね。

この忍耐力ですが、現在人はあまりにも便利になりすぎて、簡単に安く時にはただで、ほとんどのものがそれほどの手間をかけずに手に入ります。
スーパーの買い物もネットでできる時代ですし、オンラインゲームやをSNSを通して家にいながらと友達や恋人と出会える時代です。なにをやっても苦労していた昭和初期の時代は遠い昔のことです。
また育てられる過程でも、親は「子供に苦労させたくない」「子供を守る義務がある」と、大変な苦労に出くわすこともなく大人になっているため、この忍耐力を育てられていない人が多いようです。
しかし、同時に違う力を身につけています。それは抑圧する力です。我慢強さと似ていますが、そこから導かれる結果が違います。

言いたいことがあるのに我慢してなんでもないフリをする、会いたくないけど我慢して会う、自分を殺して相手に合わせる、やりたくないけど我慢してやる。
一見大人ないい対応にみえます。
でも、それを続けるとストレスが重なりやがて病気になっていってしまいそうです。

我慢をしていると、そこには、思ったことが言えない、思った通りにできない怒りがあります。
その怒りは自分が我慢した分だけ溜まっていきます。小さい時からずっと我慢していれば当然我慢のボルテージがあがります。限界値に達して爆発すると「堪忍袋の緒が切れた」といったり、そう言う人を「富士山の爆発型」と言ったりします。
この怒りは身体の臓器でいうと「肝臓」にあたります。「肝臓」は怒りの臓器であるとともに、「創造力」の臓器でもあります。肝臓のエネルギーを好きなことを活かすことに使えば建設的であり、健全ですが、怒りを溜めてしまうと、そのエネルギーはネガティブな物を生み出します。いわゆる病気を創り出してしまうのです。
この抑圧は、身体にも心にも魂にもよくありません。心にストレスを溜め込み、身体を病気にさせ、魂のレベルを下げてしまいます。この抑圧は、自分を守りたい、自分の評価を上げたい、自分が辛い目にあうのを避けたい…という、自己保身からきています。相手の言うことに従うのは一見相手のためと思うかもしれませんが、自分でも気がつかない根底にあるのは、自己保身という自己中心的な思いから来ています。これを仏教では煩悩といい、欲といい、くるりんではインナーチャイルドと読んでいます。インナーチャイルドからくるネガティブな感情は、心身を蝕んでいき、健康を損なっていきます。まさにストレスから病気になるということですね。

逆に、忍耐の中には、ストレスはありません。ネガティブな感情はありません。面倒な作業や苦しいことを淡々とやりぬく力です。それができて初めて、自分の思うことを形にしていけるのだと思います。
やりぬく力はまさに、肝臓のエネルギーで、造り上げる原動力です。嫌なこと辛いことを「やらされる」と思うとストレスになり我慢や怒りが湧きますが、「やってみる」とか「チャレンジしてみる」とか「やってやろうじゃないか!」と思うとどこからか力が湧いてくるような気がしいませんか?

そう思えるように、そうできるようにするには、忍耐力を養って行く必要があります。
現在は嫌なことを避けストレスを避けるような傾向がありますが、あえて、辛いこと、しんどいこと、限界に挑戦することで養っていくことができます。でもそれは「苦行」ではありません。苦しむためにやるのではなく、しんどいこともしんどいと思わず、厭わずに淡々とできる力をつける、いわゆる心の筋力を付けるためのトレーニングになります。

生活の中にそう言った厳しい状況がない現在では、「あえてやる」ことでしか身につかないように思えます。
そのひとつが「写経」です。
また、やろうと思えば、生活のいたるところに、そう言った「楽業」を取り入れることができます。
便利になりすぎて、生きること自体がしんどくなってしまいました。今年はぜひ「楽業」をやって、好きなことを思ったことを形にできる、夢のような人生を目指しましょう。
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日頃の自分自身を見つめ直す時間を現代人にはかけているよね。月に一回は自分を見つめる時間として写経に当てるのも良いね♪

Re: タイトルなし

> 本当にそうです。静かに黙って作業をする時間を持つことは大切ですね。宗教宗派を問わずできますので、たくさんの方にご参加いただきたいです。
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プロフィール

くるりん 村上

Author:くるりん 村上
日本人が元々もっている内照するような感覚を日常に取り入れてみると、自分を客観視することができ、自分の考え方の癖に気がつき、見えてこなかった真実に気がついてきます。私たちのほとんどは、自分の人生を自分の足で歩いていないのです。世間体とか周りの人たちとか、みんな…という誰かの価値観の中で生きています。でも本来私たちは愛の存在であり、愛に包まれています。だから、私たちはもっと自由に自分らしく生きても、いいのです。
くるりんでいうところのインナーチャイルドとは?
ホームページはこちら。
http://kururin.wix.com/p-kururin

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