咳にBell.(ベラドーナ)?

咳はなかなか厄介です。ホメオパス(自然療法ホメオパシーの専門家のこと)でもピッタリのレメディーを見つけるのは難しい作業です。
咳が排出そのもの…ということもあり、レメディーをとればとるほどどんどん咳が出る、という場合もあります。
この場合はレメディーがすでに作用し、自己治癒力が咳を出し、身体の中からなにか出そうと頑張っている状態です。

また、感情面をちゃんと表現していない場合もあります。言いたいことを言っていない、ちゃんと思ったことを伝えていない場合です。もちろん思ったことをなんでも話していいということではありませんが、咳がしつこく出る場合は、伝えたほうがいい感情を伝えていないということになります。潜在意識が、「ちゃんと伝えるように」とメッセージを送っています。

この前来たクライアントさんですが、話したり、笑ったりしたことがきっかけで、こんこんという軽い咳が出るという症状がありました。ほかの身体の症状や状態をお聞きし、いくつかのレメディーが候補に挙げられました。

私がアドバイスした中から、いくつか試されたそうです。
その中で、Bell.(ベラドーナ)で少し咳が楽になったとご報告がありました。

  

咳のレメディーと言って思い出すのは、Ant-t.(アンチモター)とか、Dros.(ドロセラ)でしょう。少し勉強された方などはそのほか、Ars.(アーセニカム)とか、Bry.(ベライオニア)とか、Hep.(ヘパソーファ)とか、Ip.(イペカック)とか、Phos.(フォスフォラス)などなど思い浮かぶかもしれません。
ところがどっこい、咳のレメディーはそれだけではありません。実は、本に載っているものは、いわばレメディー界のスーパースターたち。たくさんの症状に対応でき、その内容も全部載せたらそれだけで本が1冊出来るくらいなんです。なので、セルフケア用の本に載っている内容はほんの一部です。
そして、セルフケアに入っているすべてのレメディーが咳に対応できます。なので問題はどのような咳かということと、咳以外の身体の症状です。咳だけで選ぼうとするとちょっと大変でしょう。

このクライアントさんは、Bell.(ベラドーナ)をとったあと、咳は楽になったのですが、その日はほんとに些細なことでイライラしていたそうです。ご主人からちょっとした頼まれごとがあったのですが、それに対して「めんくさ」と内心思っていたそうですが、いつも一緒にいるご主人にはそのイライラがばればれだったそうです。普段はそんなことないということですが、レメディーをとってその感情がでたということは、普段も実はその感情があるのですが、あまりに微細なので、本人も気が付いていないんです。(でもね本人が気がついていなくても周りの人は意外と気が付いているものなんですよ)

Bell.は怒りのレメディーの一つで、噛みついたり、叩いたり、引き裂いたりと、怒りの表現は激しいです。顔が真っ赤になって、身体はぶるぶる震えていたります。
まるで、子供が言いたいことをわかってくれないって、泣いて怒ったり、相手が強すぎて怒りを我慢して、親にバンバン八つ当たりするような…そんなやり場のない怒りを、うまく表現できない怒りをぶつけているような感じです。
そのことを伝えると、「なんかわかるような気がします」というご返事をいただきました。

ここからはインナーチャイルドの癒しになっていきますが、小さいころに知らずに抑圧した怒りが、しかもかなり激しい怒りが、クライアントさんの内部にあるということです。普段は一見穏やかでめったに怒ることがないように見えます。でも、内在している怒りがあるので、もしかしたら、周りの方からは固く感じたり、きつく感じたりしていることもあるかもしれません。
…これは、レメディー像からみたその方の隠れた性格になります。まだ今の段階では憶測の域ではありますが。

ちらりと感じた違和感をそのままにせず、何を感じているのか自分の内面を見つめ、自分の中にある感情をその都度伝えていく、…つまり、怒りを小出ししていく…ということをやっていくと、ある日突然大噴火して、納まりがつかなくなるということが防げるでしょう。
ちなみに怒りの表現は、笑いに持っていける形で表現できれば理想ではありますが…ちょっと高度にはなりますけどね。
それと、ホメオパシーのレメディーだけに頼るのではなく、症状が良くなったからそれでOKとするのではなく、そこで現れた感情をきちんと見つめ、昇華されるまで見届けること(インナーチャイルドの癒し)が、より良く生きるためには大切になってきます。

レメディーをとって、「あぁ良かった」で終わるのではなく、そこから導き出された「メッセージ」にちゃんと見つめることで、なにか「気づき」があるでしょう。身体とちゃんと向き合うということは、つまるところ自分自身と、そして自分の生き方と向き合うということになっていきます。

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気づきって難しいよね。
常に自分自身に意識を向かせていないと出来ないよね。その場の症状が治っても奥に潜む何かを見付けないと、また繰り返してしまうもんね。
全てが受けみなんだよなぁ…

コメントありがとうございます。

気づきは試行錯誤の末に、肯定的なあきらめの後にくるかも。でも最初っからあきらめたニヒリストでは前に
進めない。無駄なことでも、無理なことでも、なんでもかんでもアホみたいにやってみて、「もう八方ふさがりです!」って自分の無力さを思い知った時に突如訪れるものかもしれないですね。まぁ、いろいろあるとは思いますが…。結局、そうですね、気づきは難しいです…、はい。
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くるりん 村上

Author:くるりん 村上
日本人が元々もっている内照するような感覚を日常に取り入れてみると、自分を客観視することができ、自分の考え方の癖に気がつき、見えてこなかった真実に気がついてきます。私たちのほとんどは、自分の人生を自分の足で歩いていないのです。世間体とか周りの人たちとか、みんな…という誰かの価値観の中で生きています。でも本来私たちは愛の存在であり、愛に包まれています。だから、私たちはもっと自由に自分らしく生きても、いいのです。
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