長野県岡谷市での写経会でのお話

長野県岡谷市での写経会ははやいもので、今回3回目になります。
今回のお話は、禅仏教の「修証義(しゅしょうぎ)」から「四摂法(ししょうぼう)」についてのお話をしました。

いろんな情報がありすぎて、どう生きていいのかわからない平成を生きる私たちにとって、とても大切な教えなのではないかと思い、丁寧にお話しさせていただきました。

「修証義(しゅしょうぎ)」は、曹洞宗の開祖といわれている「道元」という方の著作である「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」の中の、特に重要な部分を抜粋し、わかりやすく書かれたものです。

修証義に学ぶ 佐藤俊明

「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」は、仏教の思想について書かれたもので、ともて難解で長い内容です。とても読み切れません。でも特に私の好きな佐藤俊明氏の著作の「修証義」についての書籍は、今の私たちの生活に根差すようにわかりやすく書かれていて、比較的読みやすいでしょう。ぜひ読んでみてください。

今回お話させていただいた「四摂法(ししょうぼう)」は、布施・愛語・利行・同事という4つの徳目についてです。細かくは、書籍や曹洞宗のお寺のホームページなどで調べていただくとして、とても大切な内容なので、今回は「同事」について特別に書かせていただきたいと思います。

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「四摂法(ししょうぼう)」の中の「同事」について

くるりんにいらっしゃる方は、何かしらの悩みを抱えている方が多いです。もちろん、ご自身の成長のためという方もいますが、ほとんとの人は、なにかしらの行き詰りがないと、なかなかご自身と向き合って内面を変えていこうという気持ちになれないものです。
人生の中で、いろんな意味で子育てほど思う通りにならないことはないので、必然的に、子育てをしているお母様が多くなります。子供の問題で悩んでいると思っていても、その下には、夫婦問題が隠れていることが多いです。
世間一般にも、夫婦喧嘩の原因は子供のことと、お金のことがほとんど…と思っている方が多いのではないでしょうか?
でも、その前に、夫婦の正常なコミュニケーションがとれていない、夫婦の信頼関係がもててない、夫婦間の愛情を育てる努力をしていない…という問題が根底にあります。そもそも家族になっていないのです。
子供のなんらかの問題がある場合、身体の病気でも、問題行動でも、どこか他人行儀な夫婦、うわべだけの夫婦であることが多いです。
夫か妻のどちらかが、または両方が我慢しているとか、夫か妻がワンマンであるとか、一見仲良く見えているけど、心の奥では、ばらばらなことを考えていることが多いです。少し前では、おしどり夫婦といわれていた方の離婚が相次ぎました。妻の我慢によって成り立っていた夫婦です。
最近では、ドラマで妻の不倫がテーマのものが流行ってますが、実際、芸能人でも、妻に好きな人ができての離婚が目立ちます。そこでも、夫と妻が結婚や相手に求めるものが違うけど、自己満足しているため、お互いの気持ちのずれに気が付かない夫の姿が見えます。自分が満足して幸せだと相手もそうだと勘違いしてしまう、そうじゃないことが見えると、無かったことにしてふたをしてしまい、夫婦が本音で語ることがない、他人行儀な夫婦の姿が見えます。

さぁここで、「四摂法(ししょうぼう)」の中の同事について
『人の和は大切なのだけど、人の和を得るためには、「同時行」でなければなりません。
「同事」というのは、協力すること、お互いに助け合うことの意味です。
でも、そのために自分の本文に背き、他人に本文を背かせてはいけません。お互いの本文に背かずに、欺くことなく同調し、強力することが「同事行」であります。』

一見、当たり前のように見えますが…いや~、難しいでしょう。
違う考えではぶつかるし、それをうまくやるって…
ここで頭を抱えてしまいます。
たいていの方は、「自分が抑えればことが丸く収まる」と控えてしまったり、言わなかったり、思わなかったことにしたり。
「こうやればいいのよ」と自分の考えを押し付けたり。
特に子育てや、夫婦間では、その積み重ねで問題が出てきます。

さらに続けると
『私どもは、お互いが積み上げてきた知識や経験が違うので、考えや行動が違うのは当然であります。だから考えが違う、やり方が違うといって、相手が愚かで、自分が賢いんだと、思ってはいけません。五十歩百歩の凡夫なのだという平等の立場にたっての同時行であればこそ、融合させることができるのです。
それは、、海がどんな川の水も差別しないで受け入れるからこそ大海となるのと同じです』

そうなんですよね~。
私はこの最後の「海がどんな川の水も差別しないで受け入れるからこそ大海となる」という言葉が大好きです。
なかなかできるものではありません。自然の慈悲というのは、ほんと底知れぬほどの深みがあります。

さぁ、ご主人との会話を思い浮かべてみましょう、奥さんとの会話を思い浮かべてみましょう。
「あいつはわからずやだ」「がんこだ」と言って、口をつぐんだり、理屈で自分の考えをわからせようとしたりしてませんか。
ひどい時は、どなったり、脅したりして、ねじ伏せようとしてませんか?
お子さんにたいしてはどうでしょう。自分と同じ凡夫と思い、子供からも学ぶ心を持っていますか?
ちゃんと子供の話に耳を傾けてますか?
自分の価値観が正しいなどど思いこんでいませんか?

一度立ち止まって、考えてみましょう。

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なお、くるりんの「レッツ写経」では、毎回このようなお話を「法話」代わりにさせていただいています。
写経を行う時間も、その時のメンバーで時間を変えていますが、30分~60分という短い時間ですので、お気軽に参加していただけます。
緊張する会合に出る前の、気持ちを落ち着けるためにいらっしゃる方もいますし、リラクゼーション効果は皆さんが実感していただいています。なにより、生きる姿勢が変わってきます。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

東京都東大和市
 毎月第1金曜・第2日曜

長野県岡谷市
 毎月第4木曜

参加費 初回3,000円 

用具はすべて用意いたします。
必ず事前にお申込みください。

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くるりん 村上

Author:くるりん 村上
日本人が元々もっている内照するような感覚を日常に取り入れてみると、自分を客観視することができ、自分の考え方の癖に気がつき、見えてこなかった真実に気がついてきます。私たちのほとんどは、自分の人生を自分の足で歩いていないのです。世間体とか周りの人たちとか、みんな…という誰かの価値観の中で生きています。でも本来私たちは愛の存在であり、愛に包まれています。だから、私たちはもっと自由に自分らしく生きても、いいのです。
くるりんでいうところのインナーチャイルドとは?
ホームページはこちら。
http://kururin.wix.com/p-kururin

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